家事育児の効率化のマインドセット
家事育児を効率化するためのポイント
① 人生で一番大切なことは何か、よく考え、実現しよう
② 驚くほど短時間で終わらせるとまず決めよう
③ 完璧主義はやめよう
④ 少しでも改善していき、積み重ねで大きく無駄を削減しよう
家事育児を効率化を成功させるための4つのポイント。
今回は3つ目のポイント「完璧主義はやめよう」です。
家事育児を全部こなす必要はない
タスクを減らそう
きれいな台所、彩り豊かで美しい器に盛られた栄養満点な数々の料理、髪の毛やほこりの落ちていない床、汚れひとつなく輝くお風呂場。
Instagramで人々が競い合うように掲載しているそれらの暮らしは、あなたが本当に人生で一番手に入れたいものでしょうか。家族との時間を差し置いてまで。
明日自分の命が終わるとして、そうした美しい環境で過ごし、子どもと満足に時間を過ごせなかった人生と、精一杯子どもと交流できた人生、どちらの方が幸せな人生と思えるでしょうか。
タスクは減らし、自分にとって本当に大切なことを優先して行うべきなのです。
断言します。すべてはできません。やる必要もありません。タスクを減らしましょう。
どうやって家事育児を減らすのか
一番重要なことから手をつけよう
家事育児の中で、まず一番重要なこと、自分にとって大切なことから手をつけましょう。
子どもと遊ぶ、料理、洗濯、掃除…
色々やらなきゃいけないことはあると思います。
それでも、優先順位は、
・やらなきゃいけないこと ではなく、
・自分にとって大切なこと です。
例えば、わたしは、「子どもと外で遊ぶ」を一番重視しています。
ですので、一日の最初はまず子どもと遊びます。すべての家事を差し置いて、午前中は必ず子どもと外に遊びに出かけるのです。
そうすると「えっ、他の家事が滞るのでは…?」というご意見が出ますよね、わかります。
しかし、私にとって一番重要なのは、子どもと午前中に外で遊ぶことなので、掃除、洗濯、料理の下ごしらえは優先しません。
それらを優先すると、2~3タスクをこなした段階で疲れ果て、子どもと遊ぶ時間も体力もなくなってしまうからです。
では、残りの家事はどうするのか。
以下、説明していきます。
なぜ一番重要なことから手をつけるか
まず、なぜ数々のタスクの中で、一番重要なことから手をつけるのか。
それは、度々当ブログで指摘しているとおり、わたしたちの時間と体力は有限だからです。
掃除・洗濯・料理など、本当はやりたくないけどやらなきゃいけないことはたくさんあると思います。
でもそれらを優先して1日を過ごすと、やらなきゃいけないことで1日の大半が埋め尽くされてしまいます。
しかも、この後で説明しますが、それぞれのタスクを完璧にこなせばこなすほど、作業時間は膨らんでいき、体力も削られ、大切な時間を圧迫していきす。
それではダメなんです。
自分の人生なのですから、自分が絶対にやりたいこと、こういう人生だったらいいなと思うことを「今」やるべきなんです。
すべてやる必要はない
家事育児は、すべてやる必要はありません。
これは仕事も同じです。
まず、一番重要なことに取り組む。残った時間で、自分にとって(組織にとって)価値の低いタスクに取り組めばいいんです。
作業が終わらなかったらどうするか。
すべて終わらせる必要があるんでしょうか。
なぜ疲れるのか
そもそも、「子育てに疲れた」「家事に疲れた」はなぜ起こるのでしょうか。
恐らく自分のキャパシティを超えたタスクをこなそうとしているからだと思います。
家事育児に疲れないようにするには、
(1)タスクを減らす
(2)タスクを合理化・省略化・効率化する
(3)労働力を増やす(外注する、パートナーや両親に頼るなど)
しかありません。
(3)は、わたしたちの経済力の有無や、パートナー・両親に協力を求められるか否かによって左右されるので、自分では変えられません。
家事育児に疲れた状況を、自分の力で改善するなら、(1)タスクを減らすか、(2)タスクを合理化・省略化・効率化するしかないんです。
心と身体が悲鳴を上げている
タスクを減らす?やらなきゃいけないことなのに減らすの?という疑問が浮かぶかと思います。
でも本当にやらなきゃいけないことなんでしょうか。
心と身体が「疲れた」と悲鳴を上げていて、本当にやりたいことも犠牲にしていて、それでもやらなきゃいけないことって何なのでしょうか。
今この瞬間を理想の人生にしよう
人生は毎日の積み重ねです。理想の人生を実現するとしたら、それは1日1日、今この瞬間を理想のものに変えていくしかありません。
いつか実現する、では遅いんです。今できないことが、どうして未来で実現できるのでしょうか。今できることを一歩一歩積み上げてこそ、理想の未来に到達できるのではないでしょうか。
そう思えば、自分の大切な人生にとって優先順位の低い作業で1日を埋め尽くすことが、いかに罪深いことかわかります。
まいっかで大丈夫 完璧主義はやめよう
一番時間がかかるのは、最後の仕上げ
また、本当に重要でない限り、すべてのことは「まいっか」といった適当なスタンスが大切です。
生命・健康・財産に関わることでなければ、何事もほどほどで良いんです。
経済評論家の勝間和代さんも、会社の取締役や大学の客員教授、本の執筆、Youtubeの動画配信などマルチに活躍していますが、時間管理のコツは何事も完璧にしないこととおっしゃっています。
何事も、時間をかけて完璧に仕上げる、ということを絶対にしません。どんなことも、最後の仕上げや最後のまとめにすごく時間がかかるものです。
『勝間式ネオ・ライフハック100』勝間和代 (株)KADOKAWA
何事も60~70%の質で完成させるなら、あまり時間がかからないですよね。
けれど90~100%の質で完成させようとすると、膨大な時間と体力が必要になります。
最後の肝の部分が一番時間がかかるのです。
本当にそこまでして100%のクオリティで達成すべき作業なのでしょうか。
重要でないことは完璧にしない
すべてのことをキレイにきっちりとこなすことには、時間的にも体力的にも限りがあります。
そんなにすべてきちんと頑張らなくていいんです。
あまり重要でないことは、ザックリとこなして、自分の人生で大切なことに力を注いでいきましょう。
すべてにきちんと頑張らないからこそ、本当に重要なことについて、成果を出せるとも言えますね。
まとめ
まとめ
・家事育児は全部をこなそうとしない
・一番大切なことを重視する
・完璧主義はやめよう
以上、「子育てに疲れたら 効率化しよう④ 完璧主義はやめよう」でした。
次回は「⑤ 少しでも改善していき、積み重ねで大きく無駄を削減しよう」をお送りします。