家事育児の効率化のマインドセット
家事育児を効率化するためのポイント
① 人生で一番大切なことは何か、よく考え、実現しよう
② 驚くほど短時間で終わらせるとまず決めよう
③ 完璧主義はやめよう
④ 少しでも改善していき、積み重ねで大きく無駄を削減しよう
家事育児を効率化を成功させるためには、実はあらかじめ踏まえておきたいポイントがあります。
それがこの4つです。
今回は2つ目のポイント「驚くほど短時間で終わらせるとまず決めよう」をお伝えしたいと思います。
驚くほど短時間で終わらせるとまず決めよう
作業時間を強制的に超短時間に設定する
家事は、こんなんじゃ終わらない!というくらい短時間で終わらせるとまず決めましょう!
例えば、
・料理
今までは50分間
↓
今後は15分間
・お皿洗い
今までは20分間
↓
今後は5分間
こんな感じです。
順番が逆じゃないかという意見が出てきそうですね。
確かに一般的には、
非効率な作業を改善するには…
作業の問題点をみつける
↓
改善する
↓
効率化に成功する
↓
結果的に作業が短時間になる
という流れかと思います。
これは間違いです。
これではいつまでたっても抜本的な改善はできません。
正しくはこちらです。
非効率な作業を改善するには…
作業時間を強制的に超短時間に設定する
↓
どうすれば超短時間で終えられるかアイデアを出す
↓
そのアイデアを実践してみる
↓
効率化に成功する
もちろん時短も成功する
どいうことか、説明していきます。
頑張るだけでは改善しない
私たちは、何かの作業で良い成果を出そうとすると、まず時間をかけて頑張ろうとします。
しかし、時間や体力は有限です。
いくら頑張っても、いつか限界は来ます。それがまさに、家事に疲れた、育児に疲れたという状態です。
私たちは家事の質を担保するために、まず時間をかけようとします。一所懸命に料理をし、洗濯をし、掃除をして、家族が心地よく過ごせる環境を整えようとします。
しかし、人間はロボットではないので、朝から晩まで働き続けることはできません。
「終わらない、何とかしなきゃ…」
となりますね。
そこで苦し紛れに手を早く動かしてみたり、コーヒーや紅茶で気分転換してみたり、暴飲暴食してストレスを発散したり、深夜まで作業したりして、自分の心と身体にムチを打ちます。
しかしこういったことでは、作業時間は短くならないでしょう。
むしろ逆に疲労が原因で効率が悪くなり、余計に時間がかかったりするはずです。
しかも、全然良い成果は出ていないのに、「自分は頑張っているぞ」という、やっている感だけが増幅します。
そうなるともう、改善しなきゃいけないとは思わないはずです。
なぜなら、「自分は頑張っている」から。これ以上何か変えなきゃいけないとは気づかないでしょう。疲労も相まって、思考停止状態です。
これではダメなのです。
作業時間を短時間に設定する
まず、短時間で終わらせると決めましょう。
それも具体的な数字を決めましょう。
そこから、どうしたらその目標を実現できるか考えましょう。
目標が曖昧なままに、ただ漠然と効率化する、作業時間を短くする、と思ったところで、目標は達成できません。
例えば、あなたが果物屋さんだとして、
・リンゴをたくさん売る
・リンゴを100個売る
この2つの目標のどちらがより成果を上げられるでしょうか。
漠然とたくさん売ると考えるよりは、100個売ると決めた方が、より具体的なアイデアが浮かんでくるはずです。
大学受験にしてもそうです。
・良い大学に合格する、と
・慶應大学に合格する
だったら、当然慶應大学と決めた方が、赤本で過去問を解いたりして具体的な対策をとれますね。
家事の効率化もそれと同じです。
5分で終わらせると最初に決めるのです。そうすることで、どうしたら5分で終わるのか、頭が勝手に動き始めます。
それも、無理な目標であればあるほど、これまででは到底思い浮かばないようなアイデアが湧いてくるのです。
家事の時間をものすごく減らそう
誰であれインプットが簡単に増やせる環境においては生産性を高めようとはなかなか考えません。しかし、インプットが減り始めると、とたんに生産性を上げる方法を考え始めるのです。
『自分の時間を取り戻そう』ちきりん ダイヤモンド社
生産性を上げるためにはインプットを減らせばよいのです。具体的には、労働時間を減らす、です。
・インプット
時間と体力
・生産性
家事の時短化
(=人生で大切なことをより多く実現)
インプットを減らすことで、生産性を向上させる方法が見つかる。
家事で言えば、労働時間、作業時間を減らすと決めれば、短時間で終わらせる方法が見つかる、ということですね。
まとめ
家事の効率化のためには、超短時間で終わらせるとまず決めよう
次回は、「子育てがつらいと感じたら 効率化しよう④ 完璧主義はやめよう」をお送ります。