おすすめ度 ★★★★★
- 対象年齢 0~2歳
- 1ページ ひらがな1~2行
- ページ数 24ページ
- 色合い 鮮やか
- 起承転結 なし
はじめての子育て。
生まれるまでは、赤ちゃんと楽しみたいこと、
あれもこれもとワクワク想像していたのに
いざ生まれてみると、
なんで泣いているのか、
なんで泣き止まないのか
わからない。
何て話しかけたらいいのか、
何が好きなのか、
全然わからない。
日々の繰り返されるルーティンの中で
毎日続く、長い昼間をどう過ごせばいいのか。
朝が来るのが怖い。
赤ちゃんと二人になるのが怖い。
部屋が広く感じるほどに、
ポツンと孤独。
赤ちゃんと二人なはずなのに、
一人。
そんな時に
出会ったこの本。
最初は不思議そうに眺めていた子どもが、
何度か本を開くうちに、
次第に意思を持って、
最後には好きなページを催促するようになって…。
何だか初めて
自分の子どもの好きなこと
わかった気がする。
ペロペロキャンディーのページが好きなの?
甘いお菓子でね、
食べられるようになるのはもう少し先かな。
カエルさんが好き?
雨の日に出てくるの。
♪雨雨フレフレ母さんが~
絵本をきっかけに、
話しかける話題も見つかる気がして。
孤独な育児の中で
はじめて親子のつながりを感じられた。
未知の生き物だった赤ちゃんと、
子育て初心者だったわたしを繋いでくれた
大切な1冊です。